最終更新日:2014年12月27日 作成日:2008年11月26日 | コメント(0)

江川 びん成:新・五輪書入門(2008/11)

江川 びん成さんの本「新・五輪書入門」

新・五輪書入門の目次

第一部『五輪書』現代語訳
 地の巻
 水の巻
 火の巻
 風の巻
 空の巻
 「独行道」 第二部『五輪書』研究
 第一章『五輪書』の特徴と疑問点
 第二章『五輪書』の現代的意義/なぜ宮本武蔵なのか

新・五輪書入門のレビュー

『五輪書』現代語訳は非常に分かりやすく、五輪書の入門としてピッタリでした。
第二章で詳しい解説もあり、非常に面白い考察になっています。
一番最後の現代的意義には、少し無理やり感がただよっているように感じました。

『五輪書』の最後となる空の巻と、死ぬ一週間前に書かれた「独行道」は非常に興味深いものである。
本から抜粋しますが、現代語訳は本を実際見ていただけるとわかりやすくなると思います。
一.世々の道をそむく事なし
一.身にたのしみをたくまず
一.よろづに依怙の心なし
一.身をあさく思、世をふかく思ふ
一.一生の間よくしん思はず
一.我事において後悔をせず
一.善悪に他をねたむ心なし
一.いずれの道にも、わかれをかなしまず
一.自他共にうらみかこつ心なし
一.れんぼ(恋慕)の道思ひよるこころなし
一.物毎にすき(数奇)このむ事なし
一.私宅におゐてのぞむ心なし
一.身ひとつに美食をこのまず
一.末々代物なる古き道具所持せず
一.わが身にいたり物いみする事なし
一.兵具は各(格)別、余の道具たしまず
一.道においては、死をいとはず思う
一.老身に財宝所領もちゆる心なし
一.神仏は尊し、神仏をたのまず
一.身を捨ても名利はすてず
一.常に兵法の道をはなれず

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