最終更新日:2014年12月27日 作成日:2009年10月26日 | コメント(0)

坂:荒木坂(東京都文京区)

荒木坂

荒木坂は、水道端図書館の近くにあり、称名寺の横を通ります。
少し緩やかで長いので、少し大変だと感じる坂です。

荒木坂の説明(看板より引用)

称名寺の東横を、小日向台地に上がる坂である。
『江戸砂子』によれば「前方坂のうへに荒木志摩守殿屋敷あり。今は他所へかはる」とある。
坂の規模は「高さ凡五尺程(約15m)、巾貳間貳尺程(約4m)」(『御府内備考』)と記されている。
この坂下、小日向大地のすすを江戸で最初に造られた神田上水が通っていたことから、地域の人々は、上水に沿った通りを"水道通り"とか"巻石通り"と呼んでいる。
神田上水は、井の頭池を源流とし、目白台下の大洗堰(大滝橋付近)で水位を上げ、これを開渠で水を導き、水戸屋敷(後楽園)へ入れた。そこからは暗渠で神田、日本橋方面へ配水した。明治11年頃、水質と保つため、開渠に石蓋をかけた。その石蓋を"巻石蓋"と呼んだ。
その後、神田上水は、鉄管に変わり、飲料水としての使用は明治34年(1901)までで、以後は水戸屋敷跡他に設けられた兵器工場(陸軍砲兵工廠)の工業用水として利用された。
文京区教育委員会 平成15年3月

荒木坂の場所


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