?> 最終更新日: 更新日: 2025年8月30日 作成日:2025年8月30日
檜原とうふ ちとせ屋|払沢の滝入口で味わう、できたて豆腐と名物「うの花ドーナツ」(東京都西多摩郡檜原村)
「檜原とうふ ちとせ屋」は、檜原の清らかな水で作る豆腐と惣菜の専門店です。
店頭には豆腐各種と豆乳、できたてのこんにゃく等の惣菜、そして名物「うの花ドーナツ」が並びます。
観光目的で訪れる人はもちろん、地元の方にも愛されている「日常の美味しさ」が主役のお店です。バス停からも近く、払沢の滝の前後で気軽に立ち寄れるのが魅力です。
名物のうの花ドーナツでエネルギー補給、つめたい豆乳でひと息、そしてざる豆腐ときぬ豆腐を食べくらべ、しめにとうふミルクアイスという流れがおすすめです。
ドーナツの知名度が高い一方で、実は豆腐が主役級においしいのがちとせ屋。ざるは力強い甘みとコシ、きぬはなめらかな口どけが持ち味で、まずは塩ひとつまみ、つぎに醤油を数滴で素材のよさがぐっと立ちます。私はおみやげに持ち帰って、家でもゆっくり味わいました。
払沢の滝の行き帰りに立ち寄るなら、ちとせ屋は外せません。澄んだ水で仕込まれた豆腐は旅先だといっそうおいしく、バス待ちの時間さえ「おいしい時間」に変えてくれる檜原の名店です。
檜原とうふ ちとせ屋の店舗情報
- 住所:東京都西多摩郡檜原村本宿5557
- 営業時間:9:30〜16:30
- 定休日:火曜日・第1,3,5月曜
- アクセス:西東京バス「払沢の滝入口」すぐ
名物「うの花ドーナツ」:1個130円(5個箱650円/10個箱1,300円)
ふんわり、しっとり、軽やか。揚げたてを手にすると、まず香りから「美味しい」が始まります。
外はさっくり、中はうの花の優しい甘みとミルキーなコクもあり、油っぽさが残らない後味で、散策の前にも後にもするっと食べられる軽さです。1個から気軽に買えますが、5個・10個のケース入りは手土産にも最適。気づけばもう一つ...の何個でも食べれそうな危険なドーナツです。
冷たい豆乳:一杯150円
一口飲んだ瞬間にわかる豆の密度。とろみは控えめなのに味は濃く、香りはクリア。いわゆる豆くささではなく、焙煎ナッツのような穏やかな香ばしさが広がります。散策で火照った体にすっと染みて、喉が喜ぶ一杯です。豆腐の旨みが液体でそのまま来る感じで、滝歩きの水分補給にもぴったりです。
ざる豆腐:一丁648円
濃厚で、でも重すぎない。ひとさじすくって口に含むと、きゅっと締まった大豆の甘みが舌の上でほどけます。 コシのある生地は噛むほどにうまみが増し、塩だけで食べると甘みと香りがクリアに立ち上がります。醤油を数滴たらすと輪郭がくっきり。薬味を足すなら、まずは塩→醤油→薬味の順で、味の変化を楽しむのがおすすめです。
滝の音 きぬ豆腐:一丁367円
名前のとおり、さらりと清らか。口当たりは絹ごしらしいなめらかさで、飲み込む瞬間に大豆の甘い余韻がふわっと残ります。 冷やしてそのまま、塩ひとつまみ、または淡口の醤油で。ざる豆腐よりも日常の食卓に寄り添う一本で、毎日食べたくなるバランスの良さです。 小腹が空いた散策の途中に、その場でさらっと食べるのもありです。
とうふミルクアイス:380円
国産大豆を丸ごと活かした豆腐アイスです。 乳のコクに大豆のやさしい香りが重なり、甘さは控えめ。口どけは軽やかで、後味は驚くほどさっぱりしています。素材の素朴さをそのままアイスに閉じ込めたような、罪悪感のないご褒美。散策の締めにぴったりです。
買い方と小ワザ(保冷・その場食べ)
テイクアウトで豆腐を持ち帰るときは、店の隣に用意された氷を使うと安心です。 スタッフさんが声をかけてくれ、氷の場所を教えてもらえました。マイ保冷バッグがあればベストですが、なくても氷を活用すれば、電車・バス移動でも品質を保ちやすくなりますし、店頭で保冷バッグ(大230円、中170円、小160円)を購入することができます。
また、買った豆腐をその場で食べたい場合は、醤油の販売があり、お箸なども用意してもらえます。ベンチや店先のスペースで、できたての味をシンプルに楽しめるのがちとせ屋のいいところ。滝歩きの合間の小昼にも最適です。
檜原とうふ ちとせ屋の場所