?> 最終更新日: 更新日: 2025年8月12日 作成日:2025年8月12日
日本橋の路地に現れた巨大壁画《ReDEVi》|Hogaleeが描く「再開発の女神」(中央区 三越前駅)
東京・日本橋室町の裏路地を歩いていると、古いビルの外壁に大きく描かれた女性の横顔が目に飛び込んできます。
この作品の名前は《ReDEVi》(リデヴィ)。制作したのは、ポップアートや漫画的表現を巧みに取り入れた作風で知られるアーティスト、Hogalee(ホガリー)氏です。
作品データ
- 作品名:ReDEVi
- アーティスト:Hogalee(ホガリー)
- 設置場所:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-14 仙台工業ビル(裏路地のビル外壁)
- 会期:2025年3月〜
- 名称由来:redevelopment(再開発)+Devi(女神)=再開発の女神
- 特徴:二棟の外壁をまたぐ巨大な女性像と鮮やかな黄色の背景ライン
- アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」徒歩2分
作品の背景と名前の由来
タイトル《ReDEVi》は、"redevelopment(再開発)" と "Devi(女神)" を組み合わせた造語です。
「再開発の女神」という意味合いを持ち、日本橋室町で進む都市再生の流れとリンクしています。
古い街並みと新しいビル群が混在するこの地域に、未来を見つめる象徴として誕生しました。
設置場所と構成
この壁画は、三越前駅から徒歩数分の裏路地にあります。
二棟のビルの外壁をまたいで描かれ、中央の配管や構造物をあえて作品の一部として取り込みながら、女性の顔と髪が左右の壁に広がります。
背景の鮮やかな黄色のラインが無機質な壁面に力強いアクセントを与え、路地全体を一種の舞台のように演出しています。
制作時期と経緯
本作品《ReDEVi》は、2025年3月27日に完成・公開されました。
仙台工業ビル跡地の二棟外壁を活用したこの巨壁アートは、再開発エリアに彩りと話題性をもたらすために設置されました。
三越前駅周辺の賑わいを背景に、飲食店やギャラリーが集まるエリアに新たな見どころとして加わり、アート散策の注目ポイントとなっています。
見どころと魅力
路地の奥から現れるインパクト
歩く位置や角度によって見え方が変わり、近づくほどに女性の視線や表情が鮮明に迫ります。
古い壁との対比
一部は経年劣化した壁面をそのまま生かしており、新旧が交差する日本橋らしい風景を体現しています。
都市とアートの融合
周囲の再開発と調和しながら、街を彩るランドマークとして存在感を放っています。
まとめ
《ReDEVi》は、日本橋の歴史と未来をつなぐ象徴的な壁画です。
単なる装飾ではなく、街の再生と文化発信を同時に体現しており、日本橋を訪れる理由のひとつとなっています。
ReDEViの場所