最終更新日: 更新日: 2025年12月18日 作成日:2025年12月18日

台所町跡|江戸城の台所を担った「台所衆」組屋敷の記憶(千代田区飯田橋)

台所町跡の標柱(目白通り沿い)

2025年11月30日撮影

飯田橋から九段下方面へ、目白通りを歩いていると見えてくる「台所町跡」の標柱(記念碑)。
江戸のはじめから元禄の頃まで、このあたりには江戸城の台所を担当した役人(台所衆・台所者など)の組屋敷があったと伝えられています。ビルが並ぶ現代の街並みの中で、土地の記憶をそっと示してくれる"立ち寄り史跡"です。

  • 名称:台所町跡
  • 住所(目安):東京都千代田区飯田橋2丁目4 付近(目白通り沿い)
  • 最寄り:九段下駅から徒歩約4分/飯田橋駅から徒歩約5分
  • 種別:史跡(標柱・記念碑)

標柱(碑)の見どころ

台所町跡の標柱

2025年11月30日撮影

「台所町跡」と刻まれた標柱は、ぱっと見はシンプルですが、文字の力が強く、足を止めたくなります。
目白通り沿いのため通り過ぎやすい一方で、気づくと「ここに何があったのだろう?」と想像が広がるのが面白いポイントです。

台所町跡の案内(碑文)

2025年11月30日撮影

歴史

案内(碑文)によると、江戸時代の初期から元禄の頃まで、この付近には江戸城の台所を担った台所衆の組屋敷があり、台所頭をはじめ、台所衆・台所者と呼ばれる役人が暮らしていたとされています。
その後は大名や旗本の屋敷へと移り変わったものの、周辺には「台所町」の名が残った----という流れが語られています。

台所町跡の標柱

2025年11月30日撮影

大通り沿いなので通り過ぎやすいのですが、標柱の前に立つと「江戸城の台所」という意外なテーマに引き込まれます。
江戸城の食を支えた役人たちの暮らしがこの場所にあったと思うと、普段の街歩きが少しだけ立体的に見えてきて、感慨深いです。

場所

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