?> 最終更新日: 更新日: 2025年8月10日 作成日:2025年8月10日
三井記念美術館「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」2025年7月1日~9月7日|花と鳥の魅力を古美術で堪能
2025年7月1日(火)〜9月7日(日)、東京都中央区日本橋室町にある三井記念美術館で、企画展「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」が開催されています。
同館が毎年テーマを変えて行う人気シリーズ「美術の遊びとこころ」の第9弾で、日本と東洋の古美術を通じ、花と鳥の多彩な表現を紹介します。
写真可能エリアも一部あったので一部掲載してます。
展覧会概要
- 会期:2025年7月1日(火)〜9月7日(日)
- 会場:三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7F)
- 開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜(7/21、8/11は開館)
- 料金:一般1,200円、大学・高校生700円、中学生以下無料、70歳以上1,000円(要証明)
見どころと展示内容
国宝・重要文化財を間近で鑑賞できるチャンス
今回の展示では、国宝《志野茶碗 銘 卯花墻》や重要文化財《日月松鶴図屏風》をはじめ、清時代の《花鳥動物図》や華やかな《青磁牡丹文花入》など、多彩な名品を間近で鑑賞できます。
花と鳥のモチーフが持つ意味と吉祥意匠
花と鳥は、古くから吉祥や長寿、繁栄の象徴として描かれてきました。作品ごとに込められた意味を知ることで、より深く味わえます。
時代を超えて受け継がれる花鳥表現の魅力
室町時代から近代に至るまで、花鳥の表現は時代背景や技法の変化を反映しながら受け継がれています。その美意識の連続性も見どころです。
「如庵」再現展示室
展示を楽しむポイント
初心者でも楽しめる展示構成
作品の背景やモチーフの意味がパネルや解説で分かりやすく紹介されており、美術に詳しくない方でも楽しめます。
茶道具・陶磁器・漆工芸の細部まで味わう
茶碗や花入れなどの茶道具はもちろん、陶磁器や漆工芸の細部にまで目を凝らすと、職人の技術と美意識が感じられます。
季節感を感じる空間演出と展示室の雰囲気
展示室全体が静謐で落ち着いた雰囲気に包まれており、花と鳥の世界に浸る時間をゆったり楽しめます。
訪れて感じたこと
屏風作品から感じた迫力と静謐さ
《日月松鶴図屏風》は、堂々とした松と優雅な鶴の姿が調和し、生命の息吹と静けさを同時に感じさせる作品でした。
茶道具コーナーで見つけた美の粋
《志野茶碗 銘 卯花墻》の白釉の柔らかさや、《青磁牡丹文花入》の気品漂う牡丹文様に、日本の美意識の高さを感じました。
花と鳥の世界に浸る贅沢な時間
四季折々の自然を愛でる日本人の感性が、絵画や工芸品を通して生き生きと伝わる展覧会でした。静かな時間の中で、花と鳥の魅力を存分に堪能できました。
海辺群鶴図屏風 6曲1双/三井高福筆/明治18年(1885)
百鳥図額 1面/国井応文筆/江戸~明治時代・19世紀
蓬莱山・竹鶏図 3幅/円山応挙筆/江戸時代・寛政2年(1790)
美術の遊びとこころⅨ 花と鳥のチケット
三井記念美術館のアクセスや詳細は、三井記念美術館の紹介ページもご覧ください。