
不忍池辯天堂(上野・不忍池)|歴史・ご本尊・ご利益と年中行事ガイド
上野・不忍池の辯天堂をやさしく解説。創建の歴史や八臂辯才天のご利益、谷中七福神、巳成金大祭をはじめとする年中行事、開門時間やアクセスまで網羅。初めての参拝でも安心の参拝の流れも紹介。
?> 最終更新日: 更新日: 2025年9月21日 作成日:2025年9月21日
上野公園・不忍池の中央に建つ不忍池辯天堂(弁天堂)では、毎年9月の「巳(み)の日」に巳成金大祭(みなるかねたいさい)が行われます。
この日はご本尊八臂辯才天(はっぴべんざいてん)の年に一度のご開帳。辯才天(弁財天)は音楽・芸能の守護で知られ、また「財」の字を当てることから金運上昇・開運招福の信仰でも親しまれています。
2025年の巳成金大祭は9月21日(日)に執り行われました。昨年の様子は2024年9月14日(土)の記事をご覧ください。
今年は巳年×日曜日が重なったためか、昨年と同時刻に到着しても行列の伸びが明らかに長め。以下、当日の実測ベースで混雑と流れをまとめます。
「巳」は干支の蛇、「成」は十二直の「なる」、「金」は二十八宿の「金」にちなみ、「実が成り、金が成る」吉日とされます。
この日に金・銀・銭を紙に包んでおけば富むという故事に由来し、年に一度だけ本尊・八臂辯才天がご開帳されるのが巳成金大祭です。
6:40 不忍池辯天堂へ。すでに中の島へ渡る橋の手前まで列が見えました。昨年は同時刻でもほぼ待ち時間なしでしたが、今年は違います。
案内に従い、お堂参拝/小判・福財布/お守り・御朱印の各列へスムーズに振り分けられてました。
巳年かつ日曜のため、朝から橋付近まで行列でしたが、流れは良好でした。
到着から約20分で線香所へ到達。7時10分にはお堂内へ進み、本尊・八臂辯才天に参拝できました(所要:約30分)。早朝参拝でも今年は待ち時間が結構ありました。
境内に納札所が設けられ、昨年授与の御守や御札を返納できます。
当日は巳成金にちなむ授与が並びます。
小判のお守りと福財布は合わせて持つとよいとされ、私も2点を拝受しました。
特別御朱印は1,500円でした。
昨年は4種展開でしたが、今年は1種(水晶 × 黄水晶)でした。