最終更新日:2014年12月27日 作成日:2009年2月 1日 | コメント(0)

こやま 峰子:いのちのいろえんぴつ(2006/04)

こやま 峰子さんの本「いのちのいろえんぴつ」は、2008年3月22日(土)のテレビ朝日のドラマ「いのちのいろえんぴつ」で知り、本も読むことになりました。
ドラマを見たときは、すごい感動的で、もう一度みたいドラマです。

『おはよう日本』で紹介され、反響の声が届いています。10歳で脳腫瘍の発病。車いすで通った学校。少女が綴った命の詩と絵の記録。(「BOOK」データベースより)

せんせい、ほんとうのことをいうのはゆうきがいるね...。10歳で脳腫瘍の発病。車いすで通った学校。北海道の広大な自然の中、少女が綴った命の詩と絵をまとめた、生きることへの素直な気持ちがいっぱいつまった一冊。(「MARC」データベースより)

いのちのいろえんぴつのレビュー

ドラマを見て内容を知っていた分、この絵本のシチュエーションがすごく理解できました。
ただ、ドラマを見てない方だと、すごい感動する絵本にはならないような気がします。
本人の書いた字と絵そのものを掲載しています。
パソコンなどのきちっとした文字では機械的に感じるが、加純ちゃんから書かれた文字からは力を感じます。
生きる力が込められた絵本なので、是非読んでいただきたいです。

いのちのいろえんぴつの印象に残った言葉

糸とおし
玉むすび
ゆっくりだけど
1人でできたよ

健常者には、なんとも思わない行動であっても、加純ちゃんには、達成感のある作業です。
絵とともにこの文章を見ると、普段、なんとも思わない行動であっても、すべてにおいて達成感のある行動になるんだと感じます。

12色
ここには、12色のいろがある
目立たない色もあるけれど、
みんな、
がんばってる
ひとつ、ひとつ

テレビ朝日のドラマ「いのちのいろえんぴつ」を見るきっかけになったのがこの言葉です。
たしか、オーラの泉で江原さんが、色を人に例えて解釈をしていて、気になったのがきっかけでした。
1人1人個性という別の色を持っていて、赤色の横に黄色があると、目立ってはいません。
しかし、黄色というのが存在しないと、赤色という表現もなりたたないときがあります。
お互いの色を団結し、そしてつなげていくことが重要なんだろう。


心の中は見えない
すべて人に言えれば
いいけれど
なかなか言えない
でも1人に言えれば
すっきりするよ

誰もが他人の本当の心もわからならければ、他人が自分の心を理解してくれることもない。
1人でも話せる親友という存在が身にしみて大事だというのが込められています。

(前略)
みんなの愛情を
うけて人は
成長していく

加純ちゃんから言われると愛情の大事さがわかります。
加純ちゃんもみんなからの愛情をしっかりと感じた生涯だったんだと思います。

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